— まめ

散りゆく桜を眺めつつ、「いろは歌」を学ぶ

歎異抄講座 開催報告

こんにちは、スタッフの「まめ」です。4月12日、岡安将太先生の「歎異抄(たんにしょう)講座」が開かれました。近くを流れる下条川の桜も、満開は過ぎたもののまだ咲いていて、青空に映えていましたよ。

芥川龍之介も驚嘆

今回は「いろは歌」を学びました。約1000年前に作られたといわれる、作者不明の歌です。

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす

〈色は匂へど 散りぬるを  我が世誰ぞ 常ならむ  有為の奥山 今日越えて  浅き夢見じ 酔ひもせず〉

何といっても、仮名47文字を重複させることなく、全て、一度ずつ使っているのがすごいですよね。

ですが、それだけではありません。「いろは歌」には、仏教を説かれた釈迦の大切なメッセージが込められているというのです!

作家の芥川龍之介は、それを感じ取っていたのか、「我々の生活に欠くべからざる思想は、或は『いろは』短歌に尽きているかも知れない」(『侏儒の言葉』)と言っています。

散っていくのは桜だけ?

最初の〈色は匂へど 散りぬるを〉は、「どんなに美しく咲き誇っている桜花も、いつか必ず散ってしまう」ということ。

「いろは歌」だけでなく、日本には桜を詠んだ古歌が多くあります。この日、先生は5つ紹介されましたが、いずれも桜花のはかなさを歌っています。

しかし、それは花だけではなく、「すべてのもの」なのです。形あるものは、いつか壊れ、崩れていきます。

「いろは歌」の前半は、そんな「諸行無常(しょぎょうむじょう)」の真理を教えられていることを学びました。

では、歌の後半はどんな意味?『歎異抄』とどんな関係があるの? 気になる方は、個人レッスンでお聞きになれますよ。

会場のテラスで立山と桜をバックに
会場のテラスで立山と桜をバックに